HD(血液透析)とオンラインHDF(血液透析濾過法)の違い
HDF(血液透析濾過法)は血液透析と血液ろ過を併用した血液浄化方法です。 HD(血液透析)は、血液と透析液がダイアライザー(透析器)の膜を介して接しており、濃度の差による拡散(物質の濃度が濃いほうから薄いほうへ移動すること)により、血液中に蓄積した物質が膜の小孔を通過して除去される方法です。
HF(血液ろ過)は圧力を利用して水分と同時に蓄積した物質を除去する方法です。
HDF(血液透析濾過法)は拡散の原理と、濾過の原理を組み合わせた方法で、透析を行いつつ同時に補液し、補液した分で濾過を行います。当院は前希釈法のオンラインHDFを採用しています。
前希釈法はHDFフィルター(透析のダイアライザーに相当する機器)の手前で透析回路内に透析液を補液し、除水量に補液分をあわせて除去する方法です。これにより大量の濾過ができ、補液の分はHDFフィルターで除去されます。
I-HDFは濾過・補充を断続的に行うオンラインHDFです。透析中に一定間隔で少量ずつ補液を行いながら透析・濾過を行う方法で、末梢循環が改善し血圧が安定します。
オンライン透析により大量の濾過を併用することで下記の軽減・改善が報告されています。
(各症状の軽減や改善などには実際の効果に個人差があります。)
オンラインHDFは医療保険制度で認められた方法です。
患者様のご負担は今までの透析療法と変わりありません。
透析液としては無酢酸透析液 「 カーボスター 」を使用しています。
透析液を置換液(補液)に使用するためには、厳重な透析液の水質管理が必要です。透析液作成過程で各種フィルターにより不純物や生物学的汚染(細菌やエンドトキシン)を除去し、超純粋透析液水質基準(細菌 0.1 CFU/mL未満,ET 0.001 EU/mL(測定感度)未満)を維持し、最終的にエンドトキシン補足フィルターにより注射剤と同レベルの無菌性保証水準を確保しています。超純粋透析液を作製する為に定期的な水質検査(外注検査センター含む)を実施しています。
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